中3息子の高校受験に向けての1年を記録しています。
前回はこちら↓↓↓
↑の記事は、中間テストのお話だったんですけど、
その中間テストの前に、
市の「学習支援事業」というものに息子が参加しました。
ざっくりいうと、無料の塾のような自習室のような感じです。
「地域未来塾」として各自治体で開催されていることもある
検索してみると、「地域未来塾」というのがヒットしました。
地域未来塾の目的は、
「学習が遅れがちな中学生・高校生等を対象に、退職教員や大学生等の地域住民等の協力により実施する原則無料の学習支援」
※文部科学省の資料に載ってました
ってことなので、まさにうちの息子にはピッタリ。
学校からの案内で、私の住む市でも行っていることを知りました。
塾に行きたがっていた息子ですが、最初はちょっと行く気がありませんでした。
参加登録をしておかないといけないので、とりあえず登録だけして、月に1回でも行けばいいんじゃね?ということで、行かせてみました。
参加してみての息子の感想
「参加して良かった」とのことでした。
参加前のネガティブな気持ちより、良かったという気持ちの方が大きかったようです。
理由としては、勉強を具体的に教えてくれるというわけではなくて、
スケジュールの立て方だったり、どういう風に勉強したらいいかを教えてくれたから
とのこと。
今まで、勉強を全然してこなくて、苦手意識がある子は、頭の中が
「やらなきゃリスト」でいっぱいになってるのかなと、息子を見ていて思います。
「やらなきゃリスト」はいっぱいあるけど、何をやらなきゃいけないのか、
そもそも自分にできるのか不安、どうしようどうしよう、、、で、結果、「やらない」みたいな。
なので、その「やらなきゃリスト」を、整理して、
「今やるべきリスト」だけにして、それを淡々とこなしていくようにする
そのための方法を、丁寧に教えてもらえるといった感じだったようです。
具体的に、例えば数学のこの答えを教えるとかではないみたい。
どうして教えないのかも、わかりやすく例えてくれて、息子はすっと腹落ちしたみたい。
息子のように、勉強が苦手な子というのは、授業をどれだけ集中して受けていても、
どこかに「どうせ自分はいい点数を取ることができない」と、諦めてしまっている子もいると思います。
でも、それって、やり方をしらないだけで、本当は必ず自分に合った方法、進め方があるはず。
だけど、学校とかだと、やり方が決まっていたりするから、余計についていけない、、、なんてことになってるんじゃないかなーと思います。
親も、もう中学生なんだし、勉強方法ぐらい自分でわかってるやろって思って、最終的にイライラしてしまったり、、、
なので、自分の疑問や不安をしっかり聞いてもらって、解決策を提示してもらえるだけでも、勉強への苦手意識が少し軽減されてきたのかなと思います。
息子が参加している学習支援事業は、ほぼほぼ毎週土曜日に開催していて、行きたいときに、勉強したい、聞きたいという教材を持っていくというスタイルなので、気軽に参加できるのもいいなと思います。
塾だと、お金がかかっているので、1回休むとかに、親が神経とがらせがちですけど、
無料だし、行きたいときにいけるしというのは、精神安定のためには非常にありがたいシステムです。
第3の居場所
また、子どもにとって、家・学校以外の居場所というか、自分のことを知っている場所があるというのは、非常にいいことだなと思います。
学校では話しにくい、親にはもっと話しにくいというお子様にとっては、
たまに会う大人に自分の悩みを話したり、話せなくても存在を認めてもらえる場所ってのがあるっていうだけで、だいぶ気持ちが軽くなるってことはあると思います。
そういう「第3の居場所」があるというのは、非常にありがたいことです。
何回か参加することで、顔みしりもできるし、それでお互い安心もするだろうし。
息子も土曜日になると、私が何も言わなくても
「行ってくるわ」と、出かけていくようになってますので、きっと楽しいんだろうなと思います。
「地域未来塾」という名前ではなくても、NPO法人などが無料塾を開講していることもあるので、もし、勉強のことで悩まれている親子さんがいるなら、
一度、検索したり、自治体に問い合わせしてみるといいかもしれません。
息子さん、先週は期末テストでした~。
さてさて、どうなることやら。。。
※すべて個人の感想です